ロシアのウクライナ侵攻を見て思ったこと(2/2)

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hoshi2man

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1986年8月26日、おとめ座、五黄の寅、O型、千葉県富津市出身、印西市在住、3児の父(6歳、4歳、2歳)※2021年末時点
木更津高専卒業→(編入)和歌山大学→(就職)某建設コンサルタント

自分らしい生き方とは何ぞや?と悩む30代男性。
食・農業、防災、福祉に興味あり。

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前回に引き続き、ロシアのウクライナ侵攻で思ったことを書きます。「私が思った現代の戦争」、「日本への影響」について書いていきます。

現代の戦争の特徴

私がイメージする戦争は、第二次世界大戦の日本の様子です。日本国民は、軍の指示に従い一心不乱に戦争に向かい合っているイメージがあります。今回のウクライナ侵攻において、第二次世界大戦と明らかに違うと感じている点があります。それは、戦争の様子が全世界にリアルタイムで共有されている、ということです。

過去の戦争でも一定の情報は公表されるものの、それは自国に都合の良い情報であったり、限定的な音声、文書情報であったり、したのではと想像します。また、公表タイミングもリアルタイムは難しかったでしょう。それに比べて、今は自国だけではなく、全世界にリアルタイムに動画情報や現地を取材した情報が報道されています。これにより、国民や兵士の意識のコントロールは格段に難しくなります。実際、テレビ報道で「ロシアの若手兵士が戦意を失い無戦闘で降伏した」といったものもありました。
この戦争の様子が全世界に報道されるというのは、ベトナム戦争が最初でしょう。ベトナム戦争でアメリカ軍が撤退したのも、戦争の様子が全世界中で報道され、各国における反発運動がおこったり、アメリカ国民からも批判されたりといった点が大きな理由の一つと言われています。

このように現代の戦争においては単なる各国の軍事力以外にも、各国の反応、自国民の意識も重要な要素となると感じました。戦争をして勝てば必ず褒め称えらるという訳ではない以上、民主主義の国であれば、国の長は次の選挙に向けた国民の意識や各国との関係も重要となりそうです。

日本への影響

日本への影響については、多くの視点で見るほど数えきれないほどあるのではと思いますが、ここでは私が気になった3点を書いてみます。

  • 北方領土問題への影響
    前回のブログ投稿で触れたとおり、ロシアは、他国との間の緩衝地を非常に大事にしています。そういう意味では、北方領土は、日本との間にある地域であり、もしそれを失うことになれば、ある意味緩衝地を失うということにもなります。アメリカと友好関係にある日本の領土がより自国に近い位置になるというのは、ロシアとしても避けたい。今回のウクライナ侵攻の結果によっては、より北方領土問題の解決は難しくなると感じました。
  • 日本国憲法第9条改憲への影響
    ウクライナという国は、ソビエト連邦解体直後、核兵器を保有しており、軍事力もあった。ただ、ブダペスト覚え書き(1994年)により、アメリカ、ロシア、イギリスから安全保障を提供するという約束をしていた。軍事力も解体直後に比べて低くなっている。これは、ある意味軍事力を失ったことにより、ロシアからのウクライナ侵攻を許したというとらえ方もできる。もちろん、その一側面だけをみて議論することはあり得ないとは思う。が、この事例からは、現在議論されている日本国憲法第9条改憲を後押しする事例ともとらえることが出来る。この点は、日本にも大きく影響を与える可能性があると感じました。
  • 中国との関係性への影響
    中国も代表的な共産主義の国です。ロシアとウクライナの関係に近い関係にあるのが中国と台湾です。異なる国の間で実質的に他国を支配しようとしているという関係性が類似しています。もし、このウクライナ侵攻が許されることになれば、中国による台湾侵攻の動きが強まる可能性があります。もし、台湾が中国の実質支配下に置かれることになれば、そこは日本・アメリカに対する重要な軍事拠点となります。

ロシアのウクライナ侵攻を見て思ったこと書いてみました。事実というよりは一考察として見てもらい、ご自身が考える上でのネタ程度にみてもらえたらと思います。

読んでくださった皆さん、ありがとうございました。

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1986年8月26日、おとめ座、五黄の寅、O型、千葉県富津市出身、印西市在住、3児の父(6歳、4歳、2歳)※2021年末時点
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