私は、実家が農家ということもあり、野菜は出来るだけ食べるようにしています。
ただ、素人なので、調理方法や栄養について詳しくありません。。。
そんな私でも知っている話として
「旬の野菜の栄養価は高い」
という情報があります。
各野菜の細かい栄養素は全然記憶していません。
ただ、旬の野菜をバランス良く食べれば間違いない!!と考えています。
しかし、そんな中、最近、知り合いから質問されました。
「野菜の旬っていつですか?」
おいおいおい、最近の若い者は野菜の旬もわからんのか。と思ったんですが。。。
あれ、よく考えると旬ってなんだ?
トマトって夏が旬って言っているけど、一年中食べれるし、むしろ秋冬のトマトの方が甘くて美味しくないか?それでも夏が旬なのか??
これは、ちょっと調べてみる価値あるかもしれないと思ったのでブログに残します!!
目次
旬の定義
まずは、「旬」ってどういう状態の野菜を言うのか調べてみました。
「旬」の定義調べてみたんですが、明確な定義というのが見つかりませんでした。
広辞苑に示されている「旬」
魚介・野菜・果物などがよくとれて味の最もよい時。
出典:広辞苑無料検索 https://sakura-paris.org/dict/%E5%BA%83%E8%BE%9E%E8%8B%91/content/9526_1470
あとは、一般社団法人日本植物生理学会のHPの記述がわかりやすかったので抜粋します。
一般社団法人日本植物生理学会の記述による「旬」
旬という言葉は食事文化上の言葉ですがいくつかの意味合いが含まれています。一般には「収穫量の一番多い時期」「食べて一番おいしい時期」などを指しているようです。人が食物としてみた場合の表現で植物生理学的には一定の時期ではありません。蔬菜類では「栄養成長のもっとも盛んな時期」ですが根菜類では「栄養成長が終わり貯蔵器官にもっとも多くの貯蔵物質が蓄積した時期」に当たります。いずれも「食べて美味しい時期」と主観的です。
出典:一般社団法人日本植物生理学会HP https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=3328
日本植物生理学会の記述にあるとおり、旬というのはあくまで人間が食べられる植物に対して主観で決めているものであり、明確な基準があり定められている訳ではないようです。
旬とは!!
旬の定義は明確には定められてはいませんが、一般的には「よくとれて味の最もよい時」という認識が多いようなので、この前提で話を進めます。
この一般的な旬の考え方の中で、「味の最もよい時」の判断基準はあいまですが、「よくとれて」の部分は比較的、基準として用いやすいのではと考えています。おそらく、今の野菜の旬もこの「よくとれて=市場に出回っている量」と「味の最も良い時=一般常識レベルの美味しいと思わている時期」を考慮して旬を判断している機関が多いと考えています。
旬を語る上で注意すべき点についてまとめてみました。
- 旬の時期は野菜・果物ごとに異なる。
- 地域によって旬は異なる。
- 露地栽培できる時期の範囲内である。
- 旬の期間は野菜・果物によって異なる。長いのものもあれば短いものものある。
- 最近の品種改良によって、ほぼ一年中、露地栽培でよくとれて味がよい野菜もある。(例えばキャベツ)
上記の点に注意しながら旬について調べてみました。
野菜・果物の旬の時期を確認する方法
私が調べた中で、根拠が明確で理解しやすかったサイトを紹介します。
野菜マップ(独立行政法人農畜産業振興機構)
令和3年度 野菜マップ
独立行政法人農畜産業振興機構※が運営しているサイトです。地域ごと品目ごと年度ごとの主な旬を検索できるようになっています。
※農林水産省系の独理行政法人。国産農畜産物の安定供給を図るため、生産者の経営安定対策、需給調整・価格安定対策、緊急対策、情報収集・提供に関する業務を実施している機関。
旬の野菜カレンダー
https://k52.org/syokuzai/
少し検索したら出てきたサイトです。一般的な旬ということであれば、多くのサイトで紹介されています。このサイトは、一覧で見れたので参考まで。
今回はここまで。次回は、じゃあ、実際、旬の野菜手に入れるにはどうしたらいいの?という点について考えてみようと思います。
読んでくれた皆さん、ありがとうございました。