本日は、福祉の話題。
皆さん、「知的障害者」と「精神障害者」という言葉聞いたころありますよね。この両者の違いってわかりますか?例えば、統合失調症と呼ばれるのはどれでしょう?
定義を確認したうえで、それぞれの障害のイメージについて整理していきたいと思います。
目次
知的障害とは
まずは、知的障害とは何かという点から整理していきます。福祉関連の書籍からの抜粋を紹介します。
知的障害とは
知的障害とは人間の知的機能の発達の遅れがあることを主たる状態としている。これまでも知的障害はさまざまな定義がなされてきたが、発達期に起こり、同年齢の者と比較して知的機能の発達が遅れていることと適応行動の乏しさがあることが含まれていた。
出典:新・社会福祉士養成講座1 人体の構造と機能及び疾病 第3版
「同年齢の者と比較して知的機能の発達が遅れていることと適応行動の乏しさがあること」・・・わかるようなわからないような。
精神障害とは
精神障害も比較してみてみましょう。精神障害に関しては、精神保健福祉法によって、定義されていますので、そちらを紹介します。
精神障害者とは
「精神障害者」とは、統合失調症、精神作用物質による急性中毒又はその依存症、知的障害、精神病質その他の精神疾患を有する者をいう
出典:精神保健福祉法 第5条より
精神疾患を有する者ということで、こちらは障害と付いてはいるが病気というイメージでしょうか。
発達障害とは
さらに、発達障害についても比較してみましょう。発達障害は、発達障害者支援法における定義を紹介します。
発達障害とは
自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であって、その症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの第1項
出典:発達障害者支援法 第2条第1項より
脳機能の障害というのが特徴のようです。
各障害のイメージ
定義を整理してみたところで、もう少しわかりやすく、私なりの解釈でも整理してみました。
ざっくりと、各障害の特徴について整理してみました。なんとなく違いイメージできたでしょうか?
あとは、各障害に分類される疾病や具体的な障害種別を知ると、よりイメージわいてくるのでは、と思います。また、別の機会に紹介できればと思います。
読んでくださった皆さん、ありがとうございました。