今日は、キノコのお話。本を読んでいて、おもしろいお話があったので紹介します。
キノコは植物でも動物でもなく「菌類」に属する生物です。キノコが属する菌類には、カビや酵母も含まれますが、菌類の中でも、肉眼で見えるくらいの大きな子実体(胞子を作る器官)を形成するものがキノコと呼ばれます。いわゆるキノコと聞いたときにイメージする目に見える部分は、実はキノコの子実体で、キノコの本体ではありません。地中や木材の中に広がる菌糸が本体であり、子実体は子孫となる胞子を作る、植物で言う花のような役割を果たしています。
そんなキノコ。世界最大のものはどのくらいの大きさかわかりますか?それは想像を超えるものでした。。。
目に見える子実体で言うと、180㎏の重さを記録したニオウシメジや、直径1m近くになることもあるオニフスベが考えられますが、正解ではありません。最大のキノコは、アメリカのオレゴン州で発見されたオニナラタケの一種です。地中に広がった同じ遺伝子を持つ菌糸体の総面積が約8,900㎡にもなり、推定年齢は2,400歳以上。世界最大の生物と言われています。
出典:改訂版 きのこ検定公式テキスト
なんと約8,900㎡。サッカーコートの面積が約7,140㎡(埼玉スタジアムの場合)らしいので、サッカーコート全面飛び出すくらいの大きさです。世界最大の生物が、まさかキノコだったとは。。。
キノコの世界奥深そうです。。。
キノコさん、ありがとうございました。
※今回のブログ記事の内容は「改訂版 きのこ検定公式テキスト」をもとに書いています。2016年にの第1版ですので以降情報更新されている可能性あるのでご注意ください。