最近、ドラマ化されて話題の「ミステリと言う勿れ」をご存じですか?
このドラマの原作になっている漫画が好きです。特に主人公が語るストーリーとは直接関係ないように見えて、重要なことを伝えている小話が大好きです。
そこで、その小話のうち、特に筆者が印象に残ったエピソードを紹介したいと思います。これだけ読んでも漫画の内容は分からないと思いますが、ちょっとでも漫画の内容知りたくない!という方は、読まないでください
ミステリと言う勿れの概要は、別のブログで書いているので、気になる方は見てください。
ミステリと言う勿れ 好きな小話② – 迷える農家の息子ブログ (hoshi2man.com)
家事・子育てと仕事、どちらが楽か
ある男が娘を持つ母親に話します。
「家にいて子育てや簡単な家事だけしていいのは楽だろう」
それをうつむき加減で聞いている母親。この二人の会話に割って入るように、前にみたネット記事なので詳細は分からないと前置きしつつ、整くんが話し始めます。
- 父親たちを集めて行ったある実験の話
- 簡単な計算等について1時間以内に解くという試験
- ただし、試験中に主催者が話しかけたり、電話してきたりして、回答するのに邪魔が入る
- 結局、誰も時間内に問題を解くことが出来ず父親たちは怒りだして「こんなにジャマされたら何もできない」と言い出しました。
- そこで主催者が言ったそうです「これが母親たちの毎日なんです」
- 母親たちは日ごろから、達成感を味わえない苦しみと闘っているということ
私には、現在、3人の子供たちがいます。だから、このエピソードが非常に心に響きました。特に、このコロナ禍で子供たちと過ごす時間が長くなり、より感じるようになりました。元来、私はマイペース、自分の好き勝手に時間を使ってきました。ただ、家にいて子供たちに話しかけられたり、子どもの保育園の準備をしたり、お風呂に入れたり、歯を磨いたり、と自分のペースではなく、子どものペースに合わせなければならないことばかりです。
私は限られた時間の中ですが、小さい子供を持つ母親たちは24時間365日、この状態です。想像するだけで恐ろしい。この話の続きに「家事・育児が楽だったら男たちもやるはず」と言っています。まさに、家事・育児という答えのない、しかも終わりの見えない時間と闘うということは、論理思考で考えがちな男たちにとっては耐え難いものかもしれません。
そんな日常と闘ってくれている母親たちに感謝。そして、自分もそれを傍観する側ではなく、当事者として向き合っていこうと思います。楽しみながら。
整くん、ありがとうございました。