皆さん、「介護医療院」って聞いたことありますか?
これから超高齢社会が進む中で知っておくべき情報のひとつではと思ったので、今回紹介させてらもいます。
目次
介護医療院とは?
介護医療院って何のことでしょうか?厚生労働省がつくった介護医療院のホームページがあったので、そこからご紹介します。
介護医療院とは?
要介護者に対し、
「長期療養のための医療」と「日常生活上の世話(介護)」を
一体的に提供する施設です
出典:介護医療院公式サイト https://kaigoiryouin.mhlw.go.jp/
もう少し固い言い方をすると、こんな感じです。
「介護医療院」とは、要介護者であって、主として長期にわたり療養が必要である者(その治療の必要の程度につき厚生労働省令で定めるものに限る。)に対し、施設サービス計画に基づいて、療養上の管理、看護、医学的管理の下における介護及び機能訓練その他必要な医療並びに日常生活上の世話を行うことを目的とする施設
出典:介護保険法第8条第29項
要は、早く病気を治すことが主目的ではなく、日常生活から介護が必要な高齢者が長期間をかけて病気と付き合っていくための施設、といったイメージです。
いつからあるの?なぜ出来たの?
「介護医療院」は、「地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律(平成29年法律第52号)」が2017年6月2日に公布され、介護保険法(平成9年法律第123号)が改正されたことに伴い、新たな介護保険施設として、創設されました。
これから先、増加が見込まれる慢性期の医療・介護ニーズへの対応を検討するために設置された厚生労働省の検討会、会議において、「日常的な医学管理が必要な重介護者の受入れ」や「看取り・ターミナル」等の機能と、「生活施設」としての機能を兼ね備えた、新たな介護保険施設が必要という議論がなされた結果、「介護医療院」という施設が新た創設されたようです。
参考:介護医療院公式サイト https://kaigoiryouin.mhlw.go.jp/about/
ほかの病院や介護施設との違いは?
介護医療院公式サイトにあった図が分かりやすかったので、掲載しておきます。
ポイントは「医療」と「福祉」のバランスにあります。
介護医療型施設と呼ばれる施設が介護分野内では最も医療に重点を置いた施設であり、次がその右にある介護医療院、その右にある介護老人保健施設、介護老人施設は、福祉に重点を置いた施設というイメージです。
介護医療院は、「医療」と「福祉」の両方を高い水準で維持できるよう意識した施設であると言えます。
次回は、もう少し細かい話もしてみたいと思います。
ありがとうございました。